こんにちは!ご覧いただきありがとうございます😊
Amon個別指導学院(羽曳野市)の塾長・阪倉です。
今回は、埴生南小学校に通うお子さんの保護者の方から多く寄せられるご相談です。
「何度書いても漢字が覚えられなくて、テストで毎回同じ漢字を間違えるんです…」
「宿題で10回ずつ書いているのに、翌日には忘れてる…どうすればいいの?」
漢字が覚えられないのは、お子さんの努力が足りないのではありません。覚え方に工夫が足りていないだけです。今日は効果的な反復の工夫をお伝えします。
目次
【結論】「ただ書くだけ」では漢字は定着しない
まず大前提として、「漢字を10回書く」という宿題スタイルは、やり方次第で効果がほぼゼロになることがあります。
頭を使わずに手だけ動かして10回書いても、記憶には残りません。大切なのは「書く回数」ではなく、「思い出そうとする作業(想起)を繰り返すこと」です。
今日からすぐに使える3つの反復の工夫をご紹介します。
工夫①:「隠して書く」を必ずセットにする
最もシンプルで効果的な方法が「見て書く→隠して書く」のセットです。
やり方はこうです。まず漢字を見ながら1回丁寧に書きます。次に、その漢字を手や紙で隠して、記憶だけで書いてみる。合っていたら次へ、間違えたらもう1回見て覚え直す。
「見て書く」だけでは脳は受動的にしか動きません。「隠して思い出す」という作業を加えることで、脳が能動的に働き、記憶に定着しやすくなります。
家庭でのやり方例(所要時間:5〜10分)
①今日の漢字を1文字ずつ声に出しながら1回書く
②書いたものを折り紙などで隠す
③記憶だけで同じ漢字を書く
④答え合わせ:合っていたら次の文字へ、違ったら①に戻る
⑤全文字クリアしたら翌日また同じことをする
工夫②:「部首・成り立ち」でグループ化して覚える
漢字をバラバラに覚えようとすると、量が増えるほど混乱します。
そこで効果的なのが、部首や意味のグループで漢字をまとめて覚える方法です。たとえば「さんずい(氵)」がついた漢字——「海・池・泳・波・湖」は、すべて「水に関係する意味」を持ちます。
グループで覚えると「この漢字は水に関係するから、さんずいがつくはず」という推測が働くようになります。知らない漢字でも部首から意味を推測できる力が育ちます。
埴生南小学校の漢字テストでも、よく出る部首グループをリスト化して一緒に練習するだけで、覚える効率が大きく上がります。
工夫③:「間違えた漢字専用ノート」を作る
漢字を覚えられない子の多くが、同じ漢字を繰り返し間違えているという特徴があります。
そこで効果的なのが「間違えた漢字専用ノート(ミス漢字ノート)」です。やり方はシンプルです。テストや宿題で間違えた漢字だけを1冊のノートにまとめます。そして、週に2〜3回そのノートを開いて「隠して書く」を繰り返します。
全体の漢字を全部練習するより、「間違えたものだけ集中的に反復する」方が時間効率が高く、定着も早いです。
親がやりがちなNG行動
保護者の方に気をつけていただきたいことがあります。
「また同じ漢字を間違えた!」と叱るのはNGです。お子さんは覚えようと努力しています。責めるとやる気が下がるだけです。
代わりに、「この漢字、惜しいな〜。一緒にもう1回確認しよう」と前向きな声かけに変えましょう。
また、「1回書けたから大丈夫」と思わせてしまうのも危険です。「隠して書けた」を3回クリアして初めて「覚えた」と判断するくらいの基準が適切です。
スモールステップで自信をつけることが大切

漢字が苦手なお子さんは、漢字テスト自体に苦手意識を持っていることが多いです。
まずは「今日は10文字だけ完璧に覚える」という小さな目標から始めましょう。10文字全部「隠して書けた!」という成功体験が積み重なると、漢字への苦手意識が少しずつ和らいでいきます。
保護者の皆さん、毎日のサポート本当にお疲れさまです😊 少しの工夫で、お子さんの漢字力は必ず伸びます。
漢字力のアップは国語全体の成績向上につながる

「漢字だけできればいい」と思っていませんか?実は、漢字力は国語全体の成績と深く関わっています。
漢字が読めるようになると、教科書の文章をスラスラ読み進められるようになります。意味の分からない漢字で止まることなく、文章の内容理解に集中できるようになるのです。
また、社会・理科の教科書にも漢字は多く出てきます。歴史用語・地理の地名・理科の専門用語——漢字が読めるかどうかで、他教科の理解度も変わってきます。
「漢字の練習は国語だけの話」ではなく、全教科の基礎力を支える重要な学習です。今の小学校時代にしっかり漢字の基礎を固めておくことが、中学・高校での学力にも直結します。
埴生南小学校の皆さんも、ぜひ今日からご紹介した3つの工夫を試してみてください。最初は「3文字だけ」でも大丈夫です。継続することで、必ず変化が出てきます。
参考:大阪府教育委員会「小学校学習指導要領解説 国語編」





