こんにちは!ご覧いただきありがとうございます😊
羽曳野市のAmon個別指導学院、塾長の阪倉です。
ここ数年、通信制高校を選ぶ生徒が大きく増えています。中学時代に学校へ通いづらかった生徒、自分のペースで学びたい生徒、芸能やスポーツと両立したい生徒など、理由はさまざまです。
一方で、「通信制って本当に卒業できるの?」「大学に行けるの?」「普通の高校と何が違うの?」と不安に感じる保護者の方も多いと思います。今回は、大阪で通信制高校を考えている方に向けて、仕組みと選び方のポイントを分かりやすくまとめました。
通信制高校でも「高卒資格」はもらえる
まず大前提として、通信制高校を卒業すれば、全日制や定時制の高校と同じ「高等学校卒業資格」が得られます。履歴書の最終学歴も「高校卒業」です。
よく混同されるのが「高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)」です。高卒認定は試験に合格すれば大学などの受験資格が得られますが、最終学歴は「中学卒業」のままです。この違いは大切なので覚えておきましょう。
単位の仕組み:レポート・スクーリング・テストの3つ
通信制高校は「単位制」で、学年ごとの進級という考え方がありません。科目ごとに単位を修得し、一般的に次の条件を満たすと卒業できます。
わかりやすく例えると、大学ですね!
- 3年以上(36か月以上)在籍する
- 74単位以上を修得する
- 特別活動(ホームルームや行事など)に定められた時間以上参加する
※一例です。あくまでもご参考までに
それぞれの科目の単位は、次の3つをクリアすることで認められます。
単位修得の3ステップ
1. レポート(添削指導):自宅で教科書や学習書を見ながら課題に取り組み、提出して合格する
2. スクーリング(面接指導):学校に登校して授業を受ける。科目ごとに出席が必要な時間数が決まっている
3. テスト(試験):レポートとスクーリングの条件を満たした人が受け、合格すると単位が認められる
全日制の高校で「欠席が多くて単位を落とした」という経験がある生徒でも、すでに修得した単位を引き継いで転入・編入できるのも通信制の大きな特徴です。
「通わないタイプ」と「通うタイプ」
通信制高校とひとことで言っても、登校の頻度は学校やコースによって大きく異なります。
通わないタイプ(登校日数が少ない)
年に数日〜週1日程度、必要なスクーリングの日だけ登校するタイプです。大阪府の公立通信制である府立桃谷高校(通信制の課程)は、週1日程度の登校で必要なスクーリングを受けられるとされ、学費も年間数万円程度と抑えられます。
- メリット:自分のペースで学べる、仕事や趣味との両立がしやすい、学費が安い
- デメリット:自己管理が必要で、レポートをため込むと卒業が遅れやすい。友だちができにくい
通うタイプ(週3〜5日通学)
私立の通信制高校やサポート校では、週3〜5日通えるコースを設けている学校が多くあります。大阪市内でも、梅田・なんば・天王寺・京橋・新大阪などにキャンパスが集まっています。
- メリット:生活リズムが整う、先生や友だちと関われる、学習サポートや進学指導が手厚い
- デメリット:サポート校の費用が別にかかり、学費が高くなりやすい
「いきなり毎日通うのは不安」という生徒は、少ない日数から始めて、慣れたら登校日数を増やせるコースを選ぶのもおすすめです。
学費:大阪は私立通信制も支援の対象
大阪府の授業料支援制度では、私立の通信制高校も対象です。1単位あたり12,030円を標準授業料として、国の就学支援金と府の補助金を合わせて支援が行われます(府が指定する就学支援推進校であることなどが条件)。ただし、サポート校の費用や施設費、教材費などは対象外の場合が多いため、入学前に「年間の総額」を必ず確認しましょう。
大学進学はできる?
もちろん可能です。ただし、数字を見ておくことも大切です。文部科学省の資料をもとにした整理によると、2024年度の卒業者の大学等進学率は、全日制が63.4%、通信制が28.6%でした。
この差は「通信制だから大学に行けない」という意味ではありません。通信制には働きながら学ぶ人や、専門学校・就職を目指す人も多く、全員が大学進学を目指しているわけではないからです。
大学進学を目指すなら、次の点がポイントです。
- 進学コースや受験指導がある学校を選ぶ
- 総合型選抜・学校推薦型選抜の実績を確認する(指定校推薦の枠を持つ私立通信制もある)
- 一般選抜を狙う場合は、高校の授業だけでは受験範囲をカバーしにくいため、塾や予備校での学習を組み合わせる
全日制高校と比べたメリット・デメリット

| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 学び方 | 自分のペースで学べる。苦手な集団生活の負担が少ない | 自己管理が苦手だとレポートが滞りやすい |
| 時間 | 空いた時間を趣味・仕事・資格勉強に使える | 生活リズムが乱れやすい |
| 人間関係 | 人間関係のストレスが少ない | 部活や行事など、集団での経験は少なめ |
| 進路 | 総合型選抜などで活動実績をアピールしやすい | 一般選抜の対策は自分で補う必要がある |
| 費用 | 公立はとても安い | 私立+サポート校は高額になることも |
塾からのアドバイス

通信制高校は「楽な道」でも「逃げ道」でもありません。自分に合った学び方を選ぶ、前向きな選択肢の一つです。大切なのは、入学後に「何をしたいか」をはっきりさせておくことです。
当塾では、通信制高校に通う生徒の学習サポートや大学受験対策も行っています。学校選びや進路について迷っている方は、お気軽にご相談ください。
参考文献
・大阪府「令和8年度以降の授業料支援制度について」
・大阪府立桃谷高等学校 通信制の課程「学校経営計画及び学校評価」
・塾選ジャーナル「通信制高校から大学進学」(文部科学省資料に基づく進学率)




