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【結論】大阪府公立高校入試は「当日点だけ」では決まりません!

「入試本番で点を取れば大丈夫ですよね?」「内申点って、結局どれくらい大事なんですか?」という相談は、羽曳野市の保護者さまから本当によくいただきます。
結論から言うと、大阪府公立高校入試では内申点と当日点の両方が見られます。しかも高校ごとに、内申点を重く見るのか、当日点を重く見るのかが変わります。つまり、「中3の最後に頑張れば何とかなる」というより、中1・中2からの定期テストと提出物が、かなり大事なんです。
この記事では、大阪府公立高校入試の仕組みを、できるだけわかりやすく整理します。難しい制度の話も出てきますが、最後には「今日から何をすればいいか」まで落とし込みますので、ぜひ親子で読んでみてください🙂

【理由①】大阪府公立高校入試は「調査書」と「学力検査」の合計で見られるから

大阪府の公立高校入試では、ざっくり言うと、学校の成績をもとにした調査書評定と、入試当日の学力検査を合わせて合否を判定します。調査書評定はいわゆる内申点、学力検査はいわゆる入試本番の点数です。
ここで大切なのは、内申点が「おまけ」ではないということです。中学校の定期テスト、提出物、授業態度、実技教科の取り組みなどが積み重なって、受験時の評価につながります。特に大阪府では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科も無視できません。
中学校で普段の提出物が後回しになっている場合、入試直前になってから「もっと早くやっておけばよかった…」となりがちです。
| 評価されるもの | 内容 | 今からできる対策 |
|---|---|---|
| 調査書評定 | 中学校の通知表の評定 | 定期テスト、提出物、授業態度を整える |
| 学力検査 | 入試当日の5教科の得点 | 過去問、実力テスト、弱点単元の復習 |
| 自己申告書 | 高校によって出願時に必要 | 志望理由を普段から言語化する |
【理由②】高校ごとに「内申点:当日点」の比率が違うから
大阪府公立高校入試でややこしいのが、総合点を出すときの倍率タイプです。高校ごとに、学力検査を重視するタイプ、調査書を重視するタイプ、その中間のタイプが設定されています。
たとえば、同じ合計点に見えても、ある高校では当日点の比重が大きく、別の高校では内申点の比重が大きいことがあります。つまり、志望校を決めるときは偏差値だけでなく、自分の内申点と当日点のどちらを活かしやすい高校なのかを見る必要があります。
| タイプの見方 | 特徴 | 向いている生徒 |
|---|---|---|
| 当日点重視型 | 学力検査の比重が大きい | 実力テストや模試で点を取れる生徒 |
| バランス型 | 内申点と当日点をバランスよく見る | 定期テストも実力テストも安定させたい生徒 |
| 内申点重視型 | 調査書の比重が大きい | 提出物や定期テストをコツコツ頑張れる生徒 |
たとえば、松原高校、藤井寺高校、河南高校、富田林高校、東住吉高校、阿倍野高校、生野高校など、南大阪エリアから通いやすい高校を考えるときも、「通いやすさ」「偏差値」「倍率」だけでなく、この比率をセットで確認しておきたいところです。
【理由③】中1・中2のつまずきが中3の内申に直結しやすいから

中3になってから急に頑張ることも、もちろん大切です。ただし、英語、数学、理科は特に積み上げ教科。特に英語数学理科は、前の単元が分からないまま進むと次の単元でつまずきやすい教科ですなので、中1・中2の内容が抜けていると、中3の定期テストで点が伸びにくくなります。
英語ならbe動詞・一般動詞・三単現・過去形・不定詞・比較。数学なら正負の数・文字式・方程式・比例反比例・一次関数・連立方程式。ここがあいまいなまま中3に進むと、定期テスト前に学校ワークを解いても「そもそも何をしているかわからない」という状態になりがちです。
そして定期テストで点が取れないと、通知表の評定にも影響します。だからこそ、内申点対策は中3だけの話ではありません。中1・中2のうちから、学校ワークをテスト2週間前までに1周、テスト1週間前には間違い直し、テスト前日は暗記確認、という流れを作っておくことが大事です。
【理由④】実技4教科で差がつくことも多いから
保護者さまから「5教科だけ見ておけばいいですか?」と聞かれることがありますが、答えはNOです。大阪府公立高校入試では、実技4教科の評定も調査書に関係します。音楽、美術、保健体育、技術家庭は、定期テストの点数だけでなく、作品、実技、授業中の取り組み、提出物も大切です。
特に「英数は塾で頑張っているけど、学校の提出物が雑」「実技教科のノートを出し忘れる」「副教科のテスト勉強を前日にしかやらない」という生徒は要注意です。たった1つの提出物でも、積み重なると評定に響くことがあります。
【対策】今日からやることはこの5つ
1. 学校ワークはテスト2週間前から手をつけ始める
テスト前日にワークを終わらせる勉強は、点数につながりにくいです。1周目は提出のため、2周目は点数のため、と分けて何周もやりましょう。
2. 前学年の復習を入れる
中2なら中1内容、中3なら中1・中2内容を毎週少しずつ戻りましょう。入試は中3範囲だけではありません。
3. 提出物の期限を親子で見える化する
「出したつもり」「持っていくのを忘れた」が一番もったいないです。冷蔵庫、スマホカレンダー、学習机のメモなど、見える場所に期限を書きましょう。
4. 志望校の倍率タイプを早めに確認する
内申点を活かしやすいのか、当日点で逆転しやすいのかで作戦は変わります。中3の秋ではなく、春から夏に一度確認するのがおすすめです。
5. 迷ったら早めに相談する
「何から手をつけたらいいかわからない」という状態が一番危険です。Amon個別指導学院では、学校の定期テスト対策から高校入試対策まで、現在の成績に合わせて一緒に作戦を立てています。
【まとめ】内申点対策は、受験勉強のスタート地点です
大阪府公立高校入試では、当日点だけでなく内申点も合否に関わります。だからこそ、定期テスト、提出物、授業態度、実技4教科を軽く見ないことが大切です。
「うちの子の場合、今の内申でどの高校を狙える?」「松原高校や藤井寺高校を考えているけど、何点くらい必要?」「まずは定期テストを20点上げたい」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
参考文献・引用先
本記事では、大阪府教育庁が公表している公立高校入学者選抜関連資料をもとに、保護者様向けに分かりやすく整理しています。年度によって制度や日程、配点が変更される場合がありますので、最終確認は必ず公式資料で行ってください。
- 大阪府教育委員会「公立高等学校入学者選抜」 https://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/
- 大阪府教育庁「令和8年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」
- 大阪府教育庁「令和8年度大阪府公立高等学校入学者選抜における各高等学校のアドミッションポリシー及び学力検査問題の種類等」



